昨年度は、2講座を開催し、大勢の卒業生にご参加いただきました。「2020年度診療報酬改定のポイント」にご参加いただいた卒業生からの感想をご紹介します。
羽石 遥さん(診療情報管理専攻科・2009年3月卒)
「就職し、診療情報管理業務に就いて、早くも10年が経ちました。
私は普段、診療報酬業務を行っていません。点数表を手にする機会といえば、児施設で新しい算定・施設基準届出の際や、厚生局による個別指導、特定共同指導等の外部監査対策等の際に、算定要件を満たすカルテ記載ができているか確認をする時で、必要な様式の改定や新規作成、運用フローの検討、現場への記載内容や記載方法の周知・教育といった業務を行っています。
外部で行う講習会は、実務者向けの少しハードルが高いと感じていましたが、馴染みのある母校で、参加費も無料で開催していただけるということもあり、今回初めて受講させていただきました。
講座で印象的だったのは、改定の基本的な視点や具体的な方向性、改定率などを丁寧に説明していただけたことです。今回の改定の狙いや、2年後の改定、さらにその先の改定で国が何を目指しているのかを意識するという、広い視野に立った改定の捉え方に触れることができました。また、これまではなんとなく読み流すことしかできなかった診療報酬改定関連文書の読み方・キーワードのポイントを教えていただき、読み解く際の参考になりました。
社会人になり自分の知識をアップデートすることの難しさを痛感している日々ですが、今後の業務において、”木を見て森を見ず”にならないよう、一つ一つの改定項目に向き合うことだけに満足せず、自施設の経営や社会情勢にも目を向けて臨みたいと感じることができ、背筋が伸びた一日でした。
最後になりましたが、懇親会で温かく迎え入れて下さいました参加者・教職員の方々に感謝申し上げます。」
今年度も卒業生支援講座の開催を予定しております。皆様のご参加心よりお待ちしております。
詳細が決まりましたら、ホームぺージに掲載いたしますのでぜひご確認いただければと思います。